幼なじみじゃイヤなんだ。 Before

桜の寝顔なんて何百回何千回と見てるのに、この顔は見慣れない。

いつみても、何度見ても、愛おしさが溢れてくる。




桜の部屋の熱に完全に温められた俺も、冷静な思考が鈍り始めて来た。




ボーっと桜の寝顔を眺めながら、テーブルに肘を付き、気が付けば桜の頬に触れていた。



あったかい。



その温かさを左手で感じながら、だんだん俺の瞼(まぶた)も重くなっ…………