最初の子を境に篠宮 莉央に告白する子が次々と出てきた。

昼休みや放課後、時間がある時はいつも呼び出される篠宮 莉央。

当然、あたしたち4人が揃うことは少なくなっていた。


「はぁ…」

「凛李愛…」

「琉生…」

「篠宮私らといる時間までなくなったね…」

「うん…」

「あ、そうだ!もうすぐクリスマスじゃん!?24日凛李愛ん家でクリスマスパーティーしようよ!」

「クリスマスパーティー?」

「うん!篠宮と奏汰誘ってさ!やろうよ!」

「うん…やる!」

「やった!じゃあ凛李愛篠宮誘っといてね♪」

「…わかったわ!」