というか、何か新山さんと

話をしているとすごく落ち着く。


なんだか、

「大人の女の人」

って感じがして……


憧れの人。みたいな。



もし、あたしの心がキレイなら、

新山さんと親しく喋っていたいって思うんだろうな。



でも今の自分は勝手に

人との距離にカベを作っちゃう癖があるから、


中々踏み込めない。



「琥珀ちゃん、これ先に渡しとくね。此処の制服、っていうか……エプロンだけどねっ」


「ありがとうございます」


渡されたのは少し明るい茶色のエプロン。

胸元に白い刺繍でWarmthと書かれていた。