素直じゃないあたしを温めて


*

「琥珀ーっ」



休憩時間、あたしは前までいつも
一人で机に座っているだけだったのに、


山崎くんがあたしの所に来るようになった。



「お弁当、一緒に食べよ?」



そう言ってニカッと笑った山崎くんはあたしの前に座った。





「あのさぁ、あんまり先生の事見ないでよ?すげぇ妬くんだけど」


「……ごめんなさい」



貴方はあたしの事を縛ってばかり。



ねぇ、あたしの何処を好きになってくれたの?

本当にあたしの事が好きなの?