「先輩・・・自覚はないでしょうが・・・男に人気なんですよ?けど先輩って登校、下校をいつも小川先輩と一緒じゃないですか。うーん、僕って運がいいですよね」
「そ・・・そうかな」
恥ずかしくなってうつむくと更科くんはそんな私を見て、
「ほーら、やっぱり自覚ないじゃないですか。そーやって、男と二人きりのときに頬を赤くさせてうつむくと狼に食べられちゃいますよ?たとえば・・・」
ぐいっと腕を引っ張られた私は更科くんの胸の中にすっぽりとおさまってしまった。
「・・・・僕みたいなやつに・・・ね」
さっきまでの可愛い声はどこにいったのか、低く耳に残るような声。
