「・・・それで？藤崎さんが証人ってことなのかしら？」




「はい！だから停学っていうのをもう一回考え直してほしいんです！」






「・・・そうねぇ」






丸付けをしていた先生を前に真仲は必死に頭を下げていた。






私はその隣でそんな真仲の様子をじっと見ていた。






ちなみにここは職員室。






「・・・藤崎さん」






先生はペンをかたっと置いて私のほうに身体を向きなおした。







「はい」






「本当に真仲くんは・・・万引きをしていないのね？」