雨宮くんの驚きの行動がまだ頭にモヤモヤと残っている中、放課後マネージャーである私はテニス部の部室に行こうとしていた時だった。
「藤崎っ!!」
私の後ろの方からタタタっと走ってくる音が聞こえた。
「・・・?」
振り返ると、バスケ部のユニフォームを着て前髪を無造作に赤色のゴムでとめている同じクラスの真仲 大翔(まなか ひろと)がいた。
「どうかした?今部活中じゃ・・・」
たくさん走ったのか私の前までたどり着いた真仲は息を切らせていて少し離せる状態ではなかった。
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