-・-・・-・-・-・-・-・-・-・ 空き教室に着いて、ドンっとノートを置く。 「ふぅ・・・」 雨宮くんは息を吐いていた。 「ありがとっ」 私が笑顔で雨宮くんにそう言うと、雨宮くんは目の前に手を差し出してきた。