「俺が持ってってやるよ どこに持ってけばいいの?」 「えーっとね、3階の空き教室」 「本当か?お前の記憶は怪しい」 「なっ!さすがに5分くらい前のことは覚えてるよっ!」 口げんかっぽくなりがちながらも雨宮くんは3階のの空き教室に向かってくれている。 こーゆーささいな優しさ・・・私弱いんだよな・・・ きゅんとするー! 私も前を歩く雨宮くんについて空き教室へと向かう。 そのとき、雨宮くんの後姿をみて、ニヤけられずにはいられなかった。