「・・・翔平?」 その間翔平はなにも話さなかった。 ただぼーっと私の顔を静かに見つめて私の頭にポン、と手を乗せた。 「あのさー・・・前にも言ったんだけどよ」 翔平はまだ結んでない私の髪をなでて苦笑をしながら言う。 「なんで起こすときに毎回俺の上に乗ってくるかなぁ?」 「重たい?」 「いや、軽すぎ」 「じゃあ、いいじゃん」 翔平の上にまたがった状態で会話。