・・・雨宮くん、そんなに3年生の先輩のこと嫌いなのかな? まぁ、確かに面倒くさいけど・・・ ちらりと雨宮くんを見ると、宿題を写していた。 雨宮くんって、口悪いけど・・・何気やさしいよね。 だって、なんだかんだ言って私の宿題写してるし。 「ふふっ」 つい、笑いをこぼしてしまうと、 「何だよ」 雨宮くんがキッと私を睨む。