「あ、雨宮くん・・・・?」



雨宮くんは私から離れて、隣の空いている場所に腰をかけた。




「お前さ・・・いまどきあんな軽いナンパにひっかかるのなんて珍しいぞ?」




そういって私に小さなパンダのお人形を渡してくれた。




「・・・・?」




「これ、お化け屋敷を頑張ったごほうび」




「可愛い・・・」





「ちっちゃい藤崎にはお似合い」