「浩史くんがさ、『確率的に翔平が一番最初に仁奈のこと見つけると思うから』って持たされたんだよ…ほい」 浩史くん…ナイス! 「じゃあ…翔平、ますば左足だして」 「……」 「だして」 「…ん」 私に感づかれたことには驚く様子もなくてゆっくりと私の前に左足をだした。