「…すご」 「すごいですか…?まぁ、一応トレーニングは欠かさずやってるつもりですけど…。これくらいなら普通ですよ」 …私、普通以下なんだ。 「あぁっ、そんな泣きそうな顔しないでくださいよ。ほら、お茶飲んでください」 更科くんは小さい子供をあやすように私にペットボトルを持たせた。