「更科くんは乗らなくてよかったの?」





「はい、僕も少し苦手なんです…。あと先輩を一人にすることはできませんしね」





「あ、ありがと…う」





「いえ」





更科くんは軽く微笑むと私に手を差し伸べた。





「?」





なんでしょうか…、これは?