「でしょう?先輩好きそうだなぁって思いまして」 「・・・え、更科くん!?」 ベランダには更科くんが立っていた。 「こんにちわ、先輩。メール見てくれてありがとうございます」 ・・・ここっ・・・二年の教室のベランダだよね!? 「あははっ、そんな不思議そうな顔しなくても。ここの一番端っこ、一年生の教室があるんですよ。ベランダは繋がってますし、歩いてきちゃいました」 更科くんはそういって微笑んだ。