「でも、私は更科くんはすごい優しいってこと知ってるよ?」 更科くんはちらりと私のことを見た。 「今だって・・・歩くスピードを合わせてくれてたり・・・さっきの先輩への口実だからってもともと私のこと家まで送るつもりでいてくれたでしょ?」 更科くんは目を見開いた。 「・・・僕の家はこっちですよ?」 「嘘。さっき定期券見たとき真逆だったもの。・・・送ってくれてるんでしょ?」