「普通でいいんだよ、普通で。てか、一翔ってデートしたことナイ…とか?」 「あるわけないだろう。」 「で、ですよねー!!」 む、何故顔が引き攣る? デートとは好きなヤツとするもんだろう? 紗とは恋人同士ではないがな。 「まぁ、いいや。今回は俺の服貸してやるよ。」 「ん、ありがとう。」 涼平が来なかったら紋付き袴で行くところだったぞ。 「てか、一翔。お前、紗に告んねぇの?」 「告っ!?」