水族館に来るのは二回目。 どこを見ても魚、魚、そしてカップル。 私たちもそう見えるのかな? 私は修太郎くんの手をギュッと握った。 相変わらずピュアな修太郎くんは顔を赤くする。 恋人に見られないの、イヤだもん。 「あ、イルカ見たい!」 そう言って手を引っ張る。 でも修太郎くんの方が張り切ってたのか、私より先に走って行った。