「まず…お姉ちゃん!」


 んっ、なに?


「何?じゃなーい!」


 何そんな怒ってるんだろ?


「あのね、お姉ちゃん。」


 サファイアは一つため息をついてから


「あっ訂正します。

 お姉ちゃんじゃなくて―――」


 じゃなくって?


「私は―――今からダイヤさんの先生なので―――」


 なのでぇ?


「―――タメ口は―――」


 タメ口は…ってまさか―――


「―――やめてもらいますっ―――」


 ぎゃー


 やっぱそーだったぁ…。


 私、敬語ニガテなんだけど…


 はぁ…。


 なんで私がサファイアにいじめられなきゃなんないのよっ!


「―――問答無用―――」


 鋭い瞳で睨みつけられる。


 ひゃぁー、怖っ!