あなたへの手紙

彼は私にこう言ってくれました。
これは私たちが付き合う前の話でしたっけ…………






「俺はお前が好きだけど、他に好きな奴がいるなら諦める………」



え??私も彼の事が好きだったけど、そんな簡単に諦めれるんだ……

その程度だったんだ……

言葉より先に涙がでてしまい彼はオロオロしだした。




「え?俺何か言った?もしそうならゴメンね」



本当に彼は女心が分かっていないんだね……


「グスッ……ち、違うもんっ…………!」




………………



重い沈黙を彼が破った。




「えっっと分かんないから教えて??」

彼は優しく私に聞いてきた。

「だって諦める事ができる程度なんでしょ?私のことその程度何でしょ??」

「違うよ、それは君の事を考えてだけど………ケド今はそんな君の幸せを壊してでも君を奪うと思ってるっ!」

私は違う意味の涙が止まらなくなってしまった。

「ズルイよぉ……もっと好きになっちゃうじゃん………!」


素直じゃなくてゴメンね……でもスゴク内心嬉しかったよっ!!

大好きぃぃぃぃ