溺愛男子



 工藤さんがコンビニから出て行くとまた先輩が話しかけてきた。




「毎日来てるよね…工藤」

「あ、はい…」

「私が合コンなんか誘ったから…ごめんね?」

「いえ、大丈夫ですよ」



 休憩をもらって裏でお茶を飲んでいると休憩室に琉が入ってきた。




「あれ、なんで…」

「なんか入れてくれた…」

「そっか」



 たぶん先輩だ。



 私の隣に座った琉。




「なぁ、さっき話聞こえたんだけど」

「え」

「合コンって…俺が風邪ひいたときのだよな」

「…うん」

「もうすぐ半年経つんだぜ?」



 言われて見れば…。



 琉が風邪をひいたのは3月で今は7月。


 4か月は経ってるわけで…。




 そのことに気づくと急に寒気がした。