溺愛男子


新しいクラスにも慣れて、夏になる。



「…琉~、暑い~~」

「暑いならくっ付くな! 俺も暑いわ」



 琉の腕をぶらぶらさせて遊ぶ。




 琉のあっついコーヒーもいつの間にかアイスに変わってて、おでこに当てて体温を下げている。




 今は私の部屋で窓を全開に開けて少しでも涼しい風を待つ。





「エアコン~~…」

「そんな便利なものないよ~…」


 半そでをさらに腕まくりして汗を流している琉はセクシーというのだろうか。



 顔が暑さで歪んでる。





「…琉、バイト行かなきゃ…」

「コンビニ涼しいだろーな…」

「うん~、癒し~~」



 なんて言ってるけど、未だに来る工藤聡志に困ってる。



「俺も行っていい?」

「今日は3時間だからすぐ終わるけど…」

「待ってるから帰りにどこかで飯食うか」

「うん!」



 琉と一緒に家を出た。


 鍵もきちんと閉めて。