溺愛男子


 なんとか学校よりは元気になった杏。




「…杏はやっぱり笑ってた方がいい」

「え……あ、はい…」



 照れながら返事をしてくれた杏に微笑み返して杏里の家を出た。





 外は真っ暗で杏が寂しがってないかとか、怖がっていないかとか…とにかく杏出いっぱいだった。





 家に帰ると丁度おじさんたちも俺の家を出るところだった。





「あ、おじさん」

「おー、おかえり」

「もう帰るの?」

「そうだね、また遊びに来るから。その時には可愛い彼女…杏里ちゃん紹介してね」

「…頑張ります」





 車に乗ったおじさんは奥さんを待ってる。




 奥さんは俺の母さんと話してた。




「琉君」

「…何?」