「・・・・え、なにこれ・・・」


朝起きて携帯を見てみたらがく然とした。

誠司からの、30以上の着信・・・・。

酔ってたとは言え、それが深夜3時ぐらいまで続いている。


昨日、話してからはインターホンを押されたりする事はなかったけど、これは余りにも異常だ。

・・・・・もう拒否しよ。


「あ、あっ・・・!」


設定するのに携帯をいじっていたら、また誠司からの着信。

画面にパッと表示されて、思わず携帯をベッドの上に落としてしまった。


もう、嫌だ・・・。

誠司の番号を見たくない。


・・・・・お願いだから、早く止まってよ・・・。


手がプルプル震えだす中、そればかりを願う。