私は最初何を言ったのか全然わからなくて呆然としていた。

「どういうこと…?雅翔。教えて?いつから決めてたの?私に話してくれたっけ?」

そううわ言のように聞いた。

それに対して雅翔が「これは入学した時から決めててさ…。実は。ごめん。全然言ってなくて。もう先生にも話して了承してもらってるんだよね。」



そう言って頭を下げていた。




私は訳が分からなくなって思わず駆け出していた。



何なのよ…。



私に相談しないで決めちゃうってどういうことよ。



無神経だな。




付き合ってて幸せ。これから同じ大学とかに行けたりするのかなって



勝手に一人で盛り上がってバカみたいじゃん。



そう思ったら涙があふれて止まらなかった。



すれ違う人に変な顔をされたけどそんなことにも気付かないほど



心の中はぐしゃぐしゃになっていた。