風に舞う

月に憂う


俯いた君は

少しだけ泣いていた

涙声のまま

笑ったふりなんてしてさ


『ホントは好きだよ』って

抱きしめたくなる程

揺さぶられる心を

必死で隠して 目を逸らした


風に舞う

月に憂う


僕の「恋」は

春の闇に溶けていった…