それから数日また変わらぬ
日常へと戻った。


『ねえ、志保~

この本の返却日二日も過ぎてる

のに全然来る気配ないんだけど。』


「ん~?電話かけてみたら~?

番号載ってるでしょ~」


『うーん…』


かけてみるか。



プルルルルルップルルルルルッ


プルルルルルップルル「はい」


『ッあもしもし、中央図書館の

相沢と申しますが、本の返却日が

二日程過ぎているようなのでご連絡

させて頂きました。』


「ッあ、すいません!!

忘れてましたッ。

今日中に持って行きますので!!

ほんっとにごめんなさい!!」


『わかりました、お待ちして

おります。失礼致します。』


ップーップーップーップー


『はぁ~』



「どうだった!?」


『忘れてたって。今日中に持って行き

ます!!だってさ。』


「そういう人絶対4人に1人は

いるんだよ~」