「いや…美味しそう「美味しそう?!
女子がいくらトシがいくら美男だからといって取って食おうとしちゃイカーーーーン///
!!」

肩でゼェゼェハァハァと
顔を真っ赤にして私にそう言った


なんか違う方向にいってないか?


「こ、近藤さん……」
「局長……」

他の男達が痛ましい視線を投げかけている


で?
「ここは…どこだ?」

「壬生狼士組の屯所だけど…」







は?!
今何と言ったこの童顔の少年は?!


「すまない…もう一度…
もう一度言ってくれないか?!」

「え?
壬生狼士組の屯所だけど…」

童顔の少年は怪訝深そうな顔をしているが、そんなこと私にはどうでもいい
私はタイムスリップをしたのか?!


いや、ありえない

そう科学的に物理的にありえない



「つかぬことをお聞きますが、
今は何年でしょうか?」


男達は亜狩の変わりように驚いた






もし、もしそうだったら…


信じたい、ここは平成なのだと…




しかし、私の願いは惜しくも叶わなかった


「文久3年だ」

…………嘘だろう?


私は頭の中で何かが崩れるような音がした