リリとガロは新しくできた動化家に向かった。雲の中で作戦を考えた。
リリ「サリア様は最後に連れて行くわ!まずは、カオルを連れてくるから、雲の中に入ったら催眠ガスをカオルに嗅がせてあげて!」
ガロ「分かった!」
リリは新しくできた動化家に来た。海岸には、カオルの姿があった。
カオル「リリ!探したんだぞ!」
リリ「ごめんね。」
カオル「なんかあったのか?」リリ「……カオル。何も言わずに、私に着いて来てくれる?」カオル「分かった!」
リリはカオルとホウキに乗り、雲の中に入った。ガロはすかさず、催眠ガスを嗅がせた。倒れたカオルをガロがキャッチした。
リリは小さなカプセルを出した。魔法をかけると人1人入れるカプセルになりカオルを入れた。
ガロ「カオルさん、あなたの事、心配だったんでしょうね。ポケットから、紙切れが落ちてたんです。」
拾うと、魔法が書かれていた。リリ「この魔法…。人探しの高度魔法?使うと、命が半分削られる……。カ、カオル…。」リリは涙を流した。
ガロ「誰より心配してたんじゃないですか?いい人です。」
リリ「私が、今からする事は悪い事なのに…。1人の人質の為に、たくさんの仲間が消えるなんて…。」
ガロ「リリさん…。」
カオルが目を開けて、何かを言っていた。耳を澄ました。
カオル「リ、リリは、悪くない。本当の悪等なら、すぐ殺すから…。お前が何考えて、何を思ってるか分からないが、俺は、信じる。」そう言って目を閉じた。
ガロ「リリさん…。みんなを集めたら、作戦立てて行きましょう!」
リリ「そうね…。」
リリとガロはカオルの言葉を噛み締め、捜索を始めた。