そもそもさ、あたしはもう一ノ宮君のことなんて…… 『――チュッ』 「っ////!!」 なぜか昨日のキスを思い出した。 あの変態!! 耳にキスするなんて、何考えてんのよっ!! そっと昨日キスされた右耳をそっと触る。 「はぁ―……」 なんでキスなんかするのよ…… ……期待、しちゃうじゃん。 「あれ?未来ちゃん?」 ――ドキッ! 突然後ろから掛けられた声に、肩が跳ねる。