ここはどこだろう・・・

広いリビング。

薄暗い部屋。

シンプルで、余計なものは

一切ない。


「夢帆」


私の横に腰かけた聖夜。


「ここは?」


「私の家です」


・・・

外の音もしない。

一体ここは・・・


「ここは、

人間がいるのとは違う世界。

異次元の世界です。

何も、音がしないでしょう?」


聖夜の言葉に頷いた私。


「ここは、夢帆と私だけの空間」

それを告げた聖夜が、私にキスをした。