二人でダブルベッドに寝転んだ。

「もう、夢の中には、

夢斗はいないんだよね」


私が呟くと、

夢斗が微笑んだ。


「夢の中の住人の方がよかった?」


「そんなことない。

私の横に、こうやっていてくれることが、

何より幸せなんだから」



私は夢斗を抱きしめた。



「私はいつも、夢帆の傍にいますよ」

夢斗も、私を抱きしめて、

いつの間にか夢の中・・・