しばらくして、目が覚めた。


「おはようございます」


夢斗の声に、目をパチクリさせた。



「・・・おはよう」


夢斗はニッコリ微笑んだ。


「すぐに来られなくてすみません」


「・・・・」


「今日は、夢帆のお母さまに会いに

行きましょう」


「でも・・・・」


私の気持ちに気付いたのか、

夢斗が優しく微笑んだ。