夢乃が大人になるまで、

この世界にいることを決めたけど、

それは間違いだったのか・・・

・・・

夢帆が言ったあの魔法。

使えるのは、北斗君だけだ。

・・・

階級の高い魔法使いの両親の

間に生まれた北斗君。

・・・

純粋で、可愛くて。

顔も、女の子に見間違えそうだ。

・・・

その魔法を使い、

大人になれば、

それはそれは美しい美男子になるだろう。

・・・

夢帆に限って、

そんなことはありえないが、

もし北斗君に、

心奪われることになれば、

聖夜の時のように、

私の手には戻らなくなるかもしれない。