「式を挙げた後、

どちらで過ごしたいですか?」



「・・・

もちろん、私はここの世界が好き。

でも、夢斗はここはイヤ?」




「私は、夢帆と一緒なら、

どこでもかまいませんよ」




「ありがとう」



夢斗が私を見つめた。



「幸せにします・・・

聖夜以上に・・・」



「・・・・」



「私が愛した最初で最後の人」



「え?」

夢斗の声が聞き取れなかった。