何時間歩いたのか、

着いたところは、川の土手。

・・・

私は静かに腰を下ろした。


「何が、どうなってるの?」

独り呟いても、

答えなんて出なかった。



「夢帆」


後ろからかすかに聞こえた声。


そっと振り返った。



「・・・む・・と」

この人は、夢の中の住人じゃないの?


私はそのまま、倒れこんだ。