「どうしてそんな」

夢帆の顔が少し歪んだ。


「…冗談ですよ」

冗談なんかじゃなかった。

夢帆の夢に、

夢斗が現れたんだと直感した。


私は夢帆を強く抱きしめた。


「何があっても、

必ず、夢帆をしあわせにしますから」


私の言葉に、微笑んだ夢帆。

「約束よ」

「もちろんです」

もうすぐ、儀式が始める・・