「じゃあ、早く、

私を花嫁にしてしまうことね?」


「今すぐにでもそうしたいのですが、

準備というものがありまして・・」



「準備?」



「花嫁になる為の儀式。

そして、夢帆には、

一週間、体を清めてもらわなければ…」



「なんだか大事ね・・」



「永遠の命を得るためですから」



「聖夜の花嫁は大変そうね」


「この儀式さえしてしまえば、

夢帆はただ、私の傍に

いてくれればそれだけでいいんです」


「そうなの?」