もう、何日過ぎたんだろう。

ずっと、聖夜とここに二人で過ごしている。


「ここにいる間は、

人間の世界は時間が止まるんですが、

いつまでもここにいるのは、夢帆によくない。

一度、向こうに帰りましょうか」



ゆっくり頷いた私。


・・・

聖夜は、私と何がしたいのか…

ここにいる間、

何をするでもなく、

ただ私と静かな時間を過ごしていた。