セイヤさんの家の前。



「アリス!!遊ぼぉ〜!!」


「アリス!!何して遊ぶぅ〜?」


私に飛び付くウミとリク。


「ちょっ!!ちょっと!!?」


ドスッ


男の子二人に飛び付かれたら当然耐えれるわけもなくその場に倒れる私。

ウミとリクは楽しそうに笑ってる。


全く、謝る素振りも見せんのかい!!


あれからこの世界は平和を取り戻した。


私が神となった世界は争いを止め、赤も白もなく平和に暮らしている。


「ウミ!!リク!!こんなところに居たのですか!!セイヤが探してましたよ!!?」


私たちの前に現れるのはトオルさん。


かなり焦っているように見える。


「あっ!!忘れてた!!」


「どうしよう!!早く逃げないと....」


「逃げる?」


私から離れて逃げようとするウミとリクの目の前に黒い笑みを浮かべるセイヤさんが現れる。


「逃げてどうする?」


「「っ。」」


セイヤさんに微笑まれて固まるウミとリク。


あーあ。

私、知らない!!