「 ・・・瑞穂 」 公園の前で待っていた彼は ゆっくり立ち上がり、 ”ついて来い”とでも 言うように公園へと入っていった。 「 ・・・ん 」 「 あ、ありがとう 」 ”寒いから”と言って あたしがいつも飲んでいた ホットココアを手渡されて どうしようもなく、戸惑った。 ───────────覚えてたんだ。