「真実ちゃんは、文化祭の後、ある種を植えたんだ」 「えっ?」 文化祭の後? 確かに花とか好きだけど……そんな事、した記憶は全然ない。 首を傾げて考えていると、先輩はクスクスと笑った。 「意味分かんないよな? 分かんないかもしれないけど……俺も言葉にして確認したいから、聞いてくれるか?」 なんかよく分からないけど、先輩の頼みなので、私はコクンと頷いた。 すると、先輩は私の顔を見ながら話を続けた。