そして優しい~番外編~


ポンポン



……えっ?



目をパチクリしてしまった。



今、頭を撫でられた?



私は一生懸命考えた。

今まで、私……先輩から、こんな風に触れられた事……ない、よね?



「ベンチに座る? それとも、何処か温かい場所に移動しようか?」



あっ。

目の前の先輩は、笑顔でそう言った。