そして優しい~番外編~


バスケの試合の時以外、温厚な僚二。

なのに、なんで今はこんなに機嫌が悪そうに怒鳴っているんだ?



「まぁ、ただのクラスメートだろ? なぁ?」

真佐志の言葉に僚二は、ハッとしたようだった。



「あっ、ああ……そうだな。ほら、帰るぞ」

そして、僚二はそう言って歩き始めた。



俺は僚二の態度を疑問に思いながらも、その後はいつもと変わりなかったので、その時の事をいつの間にか忘れていた。



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