ふわっ


鈴を抱き抱えた。


紅が心配そうな顔で俺を見ている。


あぁ…こいつは俺の事知ってんだろうな。


「音葉さん連れていきますね?」


そう言うと俺はスタスタと行って音楽室を後にした。