日向くんは昔から、みんなの中心にいた。 私は見ての通り、地味に窓際族。 でも、幼なじみの特権なのかな… たまーに日向くんは私に話しかけてくれる。 そんな姿をおもしろくないと思ってる人はきっとたくさんいるんだろうな、って思うんだけど…。 嬉しいって思ってしまう自分もいた。 本当はそんな気持ちを持っちゃいけないのに…。 …話すたびに、私の日向くんに対する想いが膨らんでしまうから。 そんなの、許されない…。