「さっ、紗耶香っ!?」


「あたしは、みさの味方だからっ」


ぎゅう~っと私の身体を抱き締める。


「……うん。ありがと、紗耶香」


私は紗耶香の腕をポンポンと撫でる。


私のことを考えて励ましてくれる大切な友達の存在。


幸せなことだなって思う。


―――…でもね?


みんなの視線が、さっきよりも痛いかもしれない…。