二人の王子さま




なんだかくすぐったくなり、思わず耳をおさえる。



「帆香の反応はおもしろいな」






ニヤリと笑い、そう言ってあたしにもお茶を注いでくれた。







「では明日にはここを出て屋敷に帰る。
いいな?」






「は、はい」









なんだかおかしな事になったような気がするけど・・・








遊馬さんはいい人な気がするから・・・




信じていい・・・よね?