「帆香、これを着てみませんか?」
傷も大分良くなり、一人でも動けるようになった頃。
アキラさんがにっこりと微笑みながらあたしに洋服を差し出した。
「着物だと外に行けませんし、こちらの服を着てみては?」
そう言ってアキラさんが広げた服は・・・
「え!?それは・・・」
見せられたのは、黒いヒラヒラスカートの、メイドさんみたいな衣装。
しかもミニ!
「そ、それはちょっと・・・」
「うーん、やっぱり短いですかね?丈が・・・
似合うと思うのですが」
あたしに服をあててニコニコと微笑むアキラさん。
着なさいって、無言の圧力をかけられているような・・・
「帆香は脚が綺麗だから、こういうの似合うと思いますよ~。」

